長野県長野市で、給食サービスと食育に取り組む株式会社ミールケアさんを訪ねました。
専務取締役の永原正行さま、ヴィレッジ事業部の金子英信さまにお話を伺い、現場の取り組みを見せていただきました。
最初に感じたのは、「食」に対する姿勢の一貫性でした。
理念として掲げていることが、きちんと商品や現場にまで落とし込まれている会社です。
「いただきます」で幸せの種をまく
ミールケアの掲げる言葉に、こんな一文があります。
「『いただきます』で幸せの種をまく給食総合カンパニー」
食事を単なるサービスではなく、暮らしを支えるインフラとして捉えている点が印象的でした。
電気や水道と同じように、毎日の食事もまた欠かせないものとして位置づけています。
幼稚園・保育園から学校、医療・福祉、企業まで。
さまざまな現場に、できたての食事を届けてきた積み重ねがあります。
子どもの頃の給食、働く人の食事、健康を支えるメディカル給食。
人生のさまざまな場面に寄り添う存在でありたいという考えが、事業の軸になっています。
商品に表れる「誠実さ」
その理念は、商品にもそのまま表れています。
中でも印象的だったのが、カラフルな野菜パンです。
にんじん、紫いも、かぼちゃ、ほうれん草、トマトの5色でつくられた、丸くてふわふわのパンです。
卵・乳不使用、香料・着色料・ショートニングも使っていません。
見た目のかわいらしさだけでなく、アレルギーへの配慮や素材へのこだわりがしっかりと詰まっています。
実際に手に取ると、やさしい色合いと軽やかな食感に、思わず安心感を覚えました。
子どもにも大人にも、「これなら大丈夫」と思えるパンです。
さらに、チキンやオムライス、ハンバーグ、スイーツといった冷凍食品や、レトルトの五目ごはんなどの主食も展開されており、ミールケアの商品だけで日々の食事が整うラインナップになっています。
レトルトパウチのごはんは5種類あり、防災用品のローリングストックとしてまとめ買いされる方も多いということです。
現場で支える人と地域
ミールケアの現場では、障がいのある方も健常者とともに働いており、系列の就労継続支援B型事業所「ずくや」では、利用者の皆さんが農作業に携わっています。
また、地域の課題にも目を向けています。
高齢化が進む中で増えている耕作放棄地を引き継ぎ、農地として活用していく取り組みも進めています。
企業として利益を上げるだけでなく、地域の循環の中で役割を果たしていく。
その姿勢が、現場の空気からも伝わってきました。
さらに社内では、「考食師」という食育資格のプログラムを設けています。
食べることの大切さを、幼児教育の現場などに向けて伝えていく取り組みです。
逆境の中でも、前を向く
2019年の台風19号では、施設が浸水し、農場が流されるという大きな被害を受けました。
それでもミールケアさんはこの地を離れることなく、復旧とともに新たな取り組みを進めてきました。
高所への避難場所の整備、農地の再生のほか、リンゴの木のオーナー制度などを通じて、地域と関わりながら、地域での経済活動や農業を続けています。
シナのモノがたりより
ミールケアの取り組みを見ていて感じたのは、「食べるものが人をつくる」という考えが、きれいごとではなく実践されているということでした。
理念を掲げる企業は多くありますが、それがここまで一貫して商品や現場に表れている例は多くありません。
だからこそ、手に取ったときの安心感につながっているのだと思います。
カラフルなパンが5色詰まったパンセットは、見ているだけでも美しく、思わずワクワクします。
食は毎日のことだからこそ、誠実であることに価値がある。
そんな当たり前を、きちんと続けている企業でした。
想いのこもった商品を見る
野菜パンをはじめ、冷凍食品やレトルト食品まで。
安心して選べる食事が、日常の中に自然に取り入れられます。

株式会社ミールケアさんが手がける商品を、一覧ページでご紹介しています。
気になった商品がありましたら、ぜひチェックしてみてください。